インベントリーリストって何ですか?

インベントリーリストとは

入居時の家具・備品は、ハンドオーバー時にリストを必ず目で確認し両者が署名します。退居時にその有無を確認するために使用します。明らかな傷があるときは、写真などを撮っておくと証拠が残せます。敷金(デポジット)を出来る限り減らさないためにも証拠を残すことは大事です。
ペットやピアノについて
当地では、ペットやピアノを管理組合規定で制限しているところはそれほど多くは無いですが、ペットについては一部有りますので、要注意です。管理組合規定では大丈夫でも、契約上、オーナーさんが禁止する場合もありますので必ずご確認下さい。

本契約書って何ですか?

本契約(テナンシーアグリーメント・Tenancy Agreement)とは

オーナーさんとテナントさんが良く話し合った上で、オーナーさんが用意する本契約書が出来次第(入居前が大原則です)、オーナーさんとテナントさん、さらにエージェントが署名します。その際、敷金2ヶ月(但し手付金として1ヶ月支払い済みの場合、残額1ヶ月分)並びに先家賃1ヶ月分が必要です。ということで契約時には2か月分の支払いが必要になります。さらに、シンガポール政府に支払う印紙代(通常テナントさん負担)が、家賃によって異なりますが、100ドルから400ドル程度必要になります。また、テレビライセンスも110ドル程度かかります。
万が一、弁護士立ち会いの場合は弁護士費用がテナント負担になり必要です。
※一旦、契約書に両者が署名したら全てが確定しますので、事前に良く契約内容をチェックしましょう。

基本的な本契約の記載内容
賃料、敷金、手付金について
賃貸物件の住所
オーナーの名前、IC番号、連絡先
テナントの名前、IC番号、会社名、住所、連絡先、同居人
契約期間
主要契約条件

上記のほかに、テナントさんの義務、オーナーさんの義務、双方が守らなくてはならない一般条項が詳しく書かれています。

必要なもの
1ヶ月分の保証金(仮契約時支払い分の残金)
1ヶ月分の先レント
エージェントフィー
EP(コピー)
パスポート(コピー)

仮契約書って何ですか?

仮契約書(レターオブインテント・Letter Of Intent)とは

シンガポールでは賃貸物件を押さえる場合、この仮契約書と賃料1ケ月相当の手付金(PREMINARY DEPOSIT)をオーナーさんに渡してはじめて可能になります。たとえ交渉をすでにはじめていても、別の誰かがこの手続きをしてしまうとその物件を取られてしまうことになりますので、気に入った賃貸物件は即決することをお勧めします。※自分が気に入る物件は他の人も気に入る可能性が高いです。とはいっても、この書類を一旦提出してしまうと基本的に追加要望事項は一切オーナーさんは聞いてくれないのが一般的ですので、後で考えていた条件が細部で違うから解約したいといっても、支払った賃料1ケ月相当分のお金は没収されてしまいます。十分内容を検討しながら即決する必要があります。※仮契約時には、1か月分の支払いが必要になります。
仮契書にはテナントさんとオーナーさんの双方がサインします。又、高額の手付金・敷金を支払う際には、オーナーさんが本当に物件の所有者かどうか確認がしたほうが安全です。我々はシンガポール不動産のデータベースにアクセスして、手数料を支払い、オーナーさんを確認することができます。

基本的な仮契約書の記載内容
賃料、敷金、手付金について
賃貸物件の住所
オーナーの名前、IC番号、連絡先
テナントの名前、IC番号、住所、連絡先、同居人
契約期間
主要契約条件
ディプロマティッククロース など

必要なもの
1ヶ月分の保証金(できれば小切手で)
EP(コピー)
パスポート(コピー)

※あくまで仮契約は、テナントさんからオーナーさんへの希望の申請ですので、
オーナーさんが条件が合わないとなると交渉決裂の可能性もあるので気が抜けません。もちろん、その場合は、1ヶ月分の保証金は戻ってきます。
その時は、またビューイングをして物件を探しましょう!!

見学時に注意したほうがよいことってありますか?

以下は、ご見学時にご確認するべきポイントです。

建築年
新築のコンドミニアムの場合は、工事中であったりして、作業員が家に入ってくることもあり、落ち着かないなどの問題が出ることがあります。逆に古い物件(10年以上前)は水周りなどの設備が老朽化しているため、水漏れなどの問題がありますので、リノベー ションをしっかりと行っているもの以外は避けたほうが良いでしょう。※天井の水漏れによる、しみを注意してみてください。また、新しい物件は、土地価格の高騰から間取りが狭くなっています。一方で10年以上前の物件ですととても広く感じられるでしょう。以上から一般的には建築年が2~10年の物件が良いといわれていますが、なにを重要とされるかで見極めが大事です。

※四角形の抜けれるような部分がバスルーム天井にあります。この上にお湯をためるタンクがあります。ここら辺に大きな黄色いしみがあると水漏れの可能性が高く、要注意です。

部屋の向き
まずは、部屋からの眺めが他の建物でさえぎられていないかを注意しましょう。太陽の光が入らなかったり、風通しが悪かったりします。また、西向きは午後の日差しが強く好みがあります。家族構成や眺望なども考慮にいれて決定されることが良いでしょう。

シャワー、トイレの給排水チェック
シンガポールでは水圧調整が弱くなっている場合がありますので、シャワーの出具合とトイレの水の流れ具合を確認してください。さらに可能でしたらタンクに水が溜まる状況を 確認してください。

バスタブ
シンガポール人はシャワー中心の生活を送っているためバスタブを溜める給湯能力が不足しています。 バスタブを溜めるのに約2タンク分のお湯をためる必要がありますが、天井裏には1タンクしかないため、実際には半分くらいお湯が入った後しばらくお湯がたまるのを待っていなければなりませんので、待っている間にお湯が冷めてしまうということにもなりかねません。お湯がしっかり出るかもご確認下さい。さまた、シンガポール人はあまりバスタブを使わないので、バスタブの栓が無いこともありますのでご確認下さい。

エアコン
シンガポールでは1年中休まず使用するためその機能をよく確認しましょう。型の古いものであれば音と冷え具合を確認しましょう。水漏れがしていないかも注意が必要です。

換気扇
日本の換気扇は強制的に外部への換気になっていますが、シンガポールではほとんどが油こしのために空気を循環させるだけですので、ダクトが外に通じていないです。ですので、基本的に魚はレンジの上では焼けませんのでお気をつけください。

ガス
都市ガスとプロパンガスのエリアが混在しています。プロパンガスの場合は、大抵キッチンキャビネットの下にその置き場があります。通常は残量メーターがついていませんので、二本買って一本は保存している人も結構います。ガスが途中でなくなった場合、プロパンバスに連絡先がついてありますので、そこに連絡すると1時間以内くらいで配達してくれます。

通勤・通学のMRTまたはバスのルートの確認
地図でご確認頂き、可能であれば実際に見て下さい。また行きたい場所までどれくらいかかるのかもご確認下さい。
日本人学校やインターナショナル・スクールなどのスクールバスがお住まいを選ぶのが一般的です。スクールバスが来ていないお住まいや、スクールバスが満席のルートのお住まいを、知らずに選んでしまうと、後々変更が聞かなくなってしまい取り返しの付かないことになります。特に、ご主人だけ先行してこられる場合は要注意です。

設備の確認
駐車場やエレベーターがついているかどうか。通常、アパート1戸に1台の駐車場が無料で付いてきますが、最近の中心部の物件では、駐車場が別途有料になっているものも御座いますので、ご注意ください。なお、低層のアパートメントタイプではエレベーターがないものもありますのでご確認下さい。
コンドミニアムには、プール・テニスコート・スカッシュコート・ジム・BBQスペース等の付帯設備が付いていますが、中心部の新築物件にはテニスコートがない場合も多いですので、テニスが好きな方はご確認をして下さい。一方、特に郊外の大型コンドミニアムでは、階下にミニスーパーやコンビニ等のお店がある所もあり非常に便利です。日本食も買えるところも多いです。

契約サインまでの流れについて教えてください

以下が一般的な賃貸物件契約の流れです
その他、詳細は他のFAQなどからお調べ下さい。

① お住まいの希望条件を決める (2ヶ月以上前)
          ↓
② ご見学依頼( ユニット ・ ルーム )またはお問合せ (2ヶ月前くらい) 
          ↓
③ ビューイング (6週間前くらい)
※ビューイングがあまり早すぎると、オーナーさんによっては見せていただけなかったりすることもあります。
          ↓
④ 仮契約 (4~6週間前くらい)
          ↓
⑤ 本契約 (2~4週間前くらい)
          ↓
⑥ ハンドオーバー(鍵の受け渡し)
※インベストリーリスト(家具備品リスト)の確認
          ↓
⑦ お引越し
※お引越しとハンドオーバーが同じ日になることもあります
          ↓
⑧ 新生活開始
          ↓
⑨ ご退去